2017出版ビジネスのために
8/12

8データ作成内容校正媒体(出校・校了)で表現されず、印刷トラブルにつながる場合があります。作成環境の違いやデータ過不足による成果物表現の違いに注意しましょう。❶データ素材についてネイティブファイルで入稿の際は、入稿仕様書にバージョン他、必要情報を記載してください。 PDFデータで入稿する場合は、プリフライトを実施し、プリフライトレポートの確認をお願いいたします。❷適正指示について 組版指示のため出力見本を添付してください。同一データからの出力をお願いいたします。❸中間データの取り扱いについて 印刷会社で新規組版作業をした場合は、修正作業は印刷会社へ依頼してください。 印刷会社へデータ入稿した際は、基本的に修正作業は出版社様でお願いいたします。データ入稿後、印刷会社に修正をさせる場合は、出版社様のデータは修正せず、赤字対応でお願いいたします。事前に印刷会社との打ち合わせを 5【現況と課題】DTP環境の進展に伴い、デザイナー様と印刷製版との作業に垣根がなくなってきています。両者で作業ができることから、完全データの解釈や中間データの取り扱い方など、曖昧な指示が発生しています。完成型を考慮した設計の打ち合わせと、入稿データの事前打ち合わせが必要です。●データの過不足 未使用データや差し替え前の不要データの入稿で、ミスを誘発する場合があります。● 完成型の設計   製本断ち落しや中綴じの食い込みなどを考慮しないことで、字切れや絵柄不足などのミスが発生することがあります。● 中間データの取り扱い  校正戻し時の修正作業を都度、出版社様と印刷会社で変えることでデータが重複してしまい、   データが先祖返りする事故が発生しています。出版×印刷 ‘おさえておきたい8つの基本’アプローチ制作編集販売デザイン

元のページ  ../index.html#8

このブックを見る